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休日の寝だめ:正しい方法、間違った方法

以前に寝だめをする人ほど抑うつを訴える割合が多いというニュースが流れました。これは首都圏に住む35歳から59歳、9000人を対象にして行われたものでしたが、その結果は平均で:

平日の睡眠時間:6.1時間
休日の睡眠時間:7.3時間

といった結果になっています。しかし、注目すべきはこの平日と休日の睡眠時間の差が大きければ大きいほど(寝だめをするほど)不眠を訴える割合が多く、抑うつの経験も寝だめの時間が多いほどに多かったのだそうです。

寝だめは逆効果なの?

では寝だめは逆効果なのでしょうか?実は寝だめで過去の睡眠不足を補うことはできますが、例えば来週分まで寝ておくということは出来ません。そういう意味では寝だめはできないのです。

しかし、睡眠不足分というのはいつまでもその不足分を返さなければ(眠れなければ)眠気となっておそってきます。いつかは睡眠不足を何とかしなければならないわけです。

ただ、その分を休日に一気に寝だめをして返してしまおう・・・というのには正しい方法とはいえません。

何故なら、朝起きる時間が遅くなる=体内時計がリセットされずに睡眠のサイクルが後ろにずれるからです。だから、思いっきり寝だめをする人は不眠になりやすいわけです。

寝だめをするなら1時間から2時間におさえておきましょう。それ以上だと睡眠のサイクルが後ろにずれてしまいます。寝不足分を何とかするのであれば1時間から2時間の寝だめか、昼寝で少しずつ返してゆくのが効果的なのです。

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