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自分を否定してもストレスは解決できない
これは私の経験ですが、何年も続いたストレスとの闘いの日々を思い出すと気づくことが沢山あります。
今回はその1つの「否定」についてご紹介したいと思います。
ストレスと否定することの関係
私はもっと上へ行きたい。自分はもっと出来るはずだ。そう思って毎日を暮らしていました。現状には絶対に納得しない。これが当時の私のやり方でした。
今に納得しないのだから、今の自分を否定し続けていたのです。でもそれは私に何も良いことを与えてはくれませんでした。代わりにストレスというものを私にくれたのです。
勿論、否定し続けるだけではなく、他にはもっと深刻な問題がありました。でも鍵を握っていたのは私自身の考え方だったのではないかと今になって思います。
目標を達成する、自分が満足できるところまで辿りつくには必ずスタート地点というものがあるのだと思います。そして、少しづつそこに近づいてゆきます。
だから今いる場所は自分にとっては必要な場所であるわけです、たとえそこに満足はしていなくとも。
ところが、今を否定してしまうと足場がなくなった登山家のように上に登るどころか真下に落ちてしまいます。だから今の自分を受け入れる。それが自分なのだと。そこに満足しているかどうかは別の問題なのです。
今はここにいる。でもあそこまで辿りつきたい。
シンプルですが、今の状況が嫌だからといって否定しても逆戻りなのだと思います。これから進む道が全く違っていても、今を否定していては先へは進めません。
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