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全て隠さず話す人のほうがストレスになりやすい

何でも隠さず話した方が楽になる。

そんな話を聞いたことはありませんか?そういったオープンな人の方がストレスにはなり難いと誰もが思っているかも知れません。しかし、どうもそれは間違った考え方であることが、ある研究で分かりました。

秘密にしておいた方がストレスにならない?

米インディアナ州にあるノートルダム大学のケリー教授らは自分の中に何かを隠し持っている(秘密など)ことがストレスや病気と関係するのかどうかを調べる実験を行っています。

100人の健康的な被験者に対して、秘密にしていることがあるかどうかのアンケートをとり、その人の健康状態(精神的な状態も含めて)を調査しました。

その結果は意外なことに全てを包み隠さず話している人よりも、何か秘密を持っていた人の方がストレスなど心理的な問題を抱えていなかったと言います。ただし、何から何まで秘密にしているタイプの人は他のタイプの人よりもストレスを感じていました。

何かを秘密にしていた人の方が何故ストレスが少なかったのか?

それは秘密にしておいた方が良いことと悪いことの違いでした。全て打ち明けることが100%良い方法ではない理由は簡単でした。

例えばギャンブルがどうしてもやめられないといった悪い習慣のある人が職場の上司にそれを相談したところで、自分の評価にとってそれはプラスには決して働きません。それどころか、上司がその人に対して評価していたことが崩れてゆくかも知れません。勿論、これは極端な例ではありますが。

全て隠すことはストレスにつながりますが、話して良いことと悪いことは選んだ方が自分に対する「セルフイメージ」を高く保てる・・・というわけです。

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